福島・茨城県の炭鉱
この炭田は福島県南部および茨城県北部の海岸部に位置しています。主要産炭地は石城、茨城、双葉の三つです。平安時代にはすでに石炭が利用されていましたが、本格的に開発が行われたのは幕末から明治期にかけてです。本州に位置していたため輸送の利便さから国内市場で多く消費されました。

磐城炭砿株式会社内郷炭砿町田竪坑
所在地;福島県石城郡内郷村ほか4ヶ村
鉱区面積;674万5323坪
開坑;明治34年5月
深度;416尺(約125メートル)
炭種;町田塊炭、同粉炭、内郷塊炭、同粉炭
出炭量;44万9004英トン(1925年)
坑夫数;2,641人
原典;『石炭時報』第1巻第5号(1926年)
入山採炭株式会社入山炭砿第五坑選炭場附近(上)同社入山炭砿第五坑々口(下)
所在地;福島県石城郡湯本町ほか4ヶ村
鉱区面積;374万6510坪
開坑;大正5年(第5坑)
深度;第5坑斜坑=2,400尺(720メートル)同坑排気竪坑=950尺(285メートル)
出炭量;38万4471仏トン(1925年)
鉱夫総数;3,185人
原典;『石炭時報』第1巻第9号(1926年)
大日本炭砿株式会社高萩坑(高萩駅石炭積込場)
所在地;茨城県多賀郡松原町
開坑;大正6年(第三坑)
鉱区坪数;159万3628坪
主要炭層;三尺炭
出炭量;11万英トン
鉱夫数;900人
駅石炭積込場;容量700英トン
原典;『石炭時報』第2巻第11号(1927年)
勿来坑写真説明
所在地;福島県石城郡勿来町大字出藏
開坑;明治44年
鉱区坪数;184万1708坪
出炭量;月額約9,000英トン
鉱夫数;900人
主要炭層;五尺本層
原典;『石炭時報』第3巻第6号(1928年)
磐城炭砿株式会社高坂坑(全景)(上)同炭坑坑口附近より町田坑方面を望む(下)
所在地;福島県石城郡内郷村
開坑; 大正6年2月
鉱区坪数;100万余坪
出炭量;年額36万英トン
鉱夫数;1,870人(1929年4月末現在)
原典;『石炭時報』第4巻第6号(1929年)
古河鉱業株式会社好間鉱業所
所在地;福島県石城郡好間村
鉱業権者;古河鉱業株式会社
開坑;大正4年6月
鉱区坪数;270万1426坪
鉱夫数;816名
主要炭層;上層(純炭六尺)・下層(純炭七尺)
出炭量;月額約1万5千トン
原典;『石炭時報』第5巻第4号(1930年)
大倉鉱業株式会社無煙炭砿(上)同南中郷驛積込場(下)
所在地;茨城県多賀郡南中郷村
開坑;明治29年5月
鉱区坪数;440万742坪
出炭量;年額約15万英トン
鉱夫数;約600名
原典;『石炭時報』第6巻第4号(1931年)
古河石炭鉱業株式会社好間炭砿新斜坑
所在地;福島県石城郡好間村、赤井村
鉱区坪数;260万4145坪
出炭量;昭和8年20万2435英トン
鉱夫数;833人
原典;『石炭時報』第9巻第3号(1934年)
福島炭砿株式会社福島炭坑全景
所在地;福島県石城郡赤井村
鉱区坪数;264万4658坪
出炭量;5万6111英トン(8年度)
鉱夫数;337名
原典;『石炭時報』第9巻第6号(1934年)
第二磐城炭砿株式会社長倉坑
所在地;福島県石城郡磐崎村
鉱区坪数;(採掘)167万6600坪
原典;『石炭時報』第11巻第6号(1936年)
磐城炭砿株式会社住吉坑より同社平発電所を望む
開坑;大正12年10月(斜坑)
稼行炭層;本層
原典;『石炭時報』第11巻第9号(1936年)