鯨 史 稿
 「祭魚洞文庫」No340の『鯨史稿』は、仙台藩学養賢堂の学頭であった大槻(清)準の編輯になる。大槻は大槻玄沢の一族であり、嘉永3年(1850)に78才で没しており、『鯨史稿』は文化5年(1808)に書かれたという。彼は九州その他の捕鯨地を実地に訪れ、内外の捕鯨に関する諸書を引用して作成する。鯨の種類や効用、各地の捕鯨地、用具・船舶などについて記し、捕鯨全書というべき著作である。『仙台叢書』9巻(大正14年)に翻刻されているが、挿絵は含まれておらず、これと別系統の写本と思われる。

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