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『北夷分界餘話』は間宮林蔵のカラフト地方探検の成果が収められた書物です。これは、黒竜江下流域探検について綴った『東韃地方紀行』の前編のような性格を持っており、これら二つは調査から戻った林蔵が口述したものを上司からの命を受けた村上貞助が編集・筆録したものでした。 これらの初稿は文化7年(1810)に成立したそれぞれ『北蝦夷地部』と『東韃紀行』で、写本等も多く作成されています。貞助はこれらに修正を加え、翌文化8年(1811)に浄書して幕府に献上しました。この献上本が現在国立公文書館に所蔵されており、今回は許可を得て公開しています。
 
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